一般社団法人住まい管理支援機構様の開催されたインスペクションについてのセミナーに参加いたしました。
その中で、講師の方がおっしゃった言葉で特に残っていることをご紹介します。
日本人は、「住宅すごろく」と言われるように、住宅を買ったら「あがり」と考えてしまいがちです。ですので、老朽化していくマイホームの状態を放置しがちで、築30年くらいで減失させてしまっています。
カナダのバンクーバーでは、町の中心部にはアパートが立ち並び、若い方が住んでいます。その周辺にファミリー層が住み、リタイアするころには、島に移住するそうです。このため、1つの住宅を長く修繕しながら、また売買しながら使っていく流れになっているそうです。
日本の住宅は古民家はもちろん、最近の住宅も作りがしっかりしています。これらの住宅が建ててしまったら、すぐに価値が下がっていくという現状を改善し、資産として価値あるものであり続けるような住宅事情にしていきたいと思いました。 松山