リバースモーケージ

リバースモーケージとは、自宅(持ち家・マンション)を担保にして、住み続けながら金融機関からお融資を受けられるシニア層向けの融資制度です。

 最大の特徴は、生きている間に返済する義務がない事です。死亡後に自宅を売却して、その代金を融資の一括返済に充てます。

 <メリット>

1.自宅を売却することなく融資が受けられる。(融資額は住宅に応じて決まる)

2.生活資金以外にも利用可能。

3.利用時の収入要件などが比較的緩やか(55歳または60歳以上)

 <デメリット>

1.対象となる住宅に制限がある。

2.推定相続人全員の同意が必要。

3.長生き、金利上昇、不動産価格の下落などのリスクあり。

 

リバースは「逆」、モーケージローンは「不動産を担保にした借入」のことです。住宅ローンの逆、つまり、毎月借りて最後(死後)にまとめて返済するものです。

 高齢化社会にとって、重要な制度ですが、やや複雑であり、慣れ親しんだ制度でないため、メリット・デメリットをしっかり理解したうえで活用されることをお勧めします。

                                       後藤