「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来

「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来

ネットの書籍紹介ニュースに面白い記事がありましたので

ご紹介させていただきます。

 

 

「空き家大国ニッポン」のゾッとする近未来?首都圏でさえこの惨状…

 

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51118

 

紹介されている本は

「老いる家 崩れる家」住宅過剰供給の末路

野澤千絵著 講談社現代新書 821

 

4月から始まる改正宅建業法の施行も、

増え続ける空家の解消を目指したものですが、

 

何故ここまで空き家が増えてしまったのか、

その理由をきっちり抑えておくことはとても重要です。

 

この記事の中で紹介している大きな点は2

 

1、高度経済成長に始まる無計画な市街化

 

都市計画の中では市街化区域と市街化調整区域を設け

計画的に都市化を図るはずでした。

ところが行政の思惑、政治家の圧力等で、

本来市街化を抑制する予定の地域も調整区域の枠を外して乱開発し

住宅戸数がそこに住む住民の数以上になってしまいました。

 

そして、その現実に目を背けるように新築住宅が増え続けています。

 

2、高齢化

 

人口増の時代から人口減少の時代に流れは変わりました。

30代で郊外のベットタウンに家を買った人たちが60代、70

となって高齢化が進んでいます。

若い世代が同居していればまだしも、多くが年老いた老夫婦世帯

若しくはその予備軍です。

 

また、町の人口が減っていくからと様々な施策を打って人口を

増やしている町があります。

しかし、その中を見て見ると、人口は確かに増えたが増えたのは

「若者ではなく高齢だった」

結果、税収が増えるより福祉の費用が増えてしまった。

 

都市計画の見直しを行い、人口と将来の姿をイメージした町づくり

「市街化適正化計画」も市町村によっては策定が進んでいますが、

空き家を増やさない為に、家を建てるという入り口の部分から

考えることはとても重要です。

 

 

よろしければ、購入して読んでみて下さい

 

                                     柴田